• MONITOR ROOM
    今市佳歩
    「○○女子・男子」、ゆとり世代、血液型占い。
    日本は大雑把にカテゴライズされた事象であふれている。細分化された膨大な情報は、時に煩わしく大きな箱に入れて括ってしまえば思考の単純化が可能になる。しかし人間にその法則を適応してしまって、果たしていいのだろうか?という疑問がずっと胸に引っかかっていた。平成も終わりを迎えようとしている今現在、相手を一人の人として見つめ理解することの重要さを問いかけてみようと考えた。
    今回私が製作しているゲーム「MONITOR ROOM」でプレイヤーはロボットとなり、様々にカテゴライズされたキャラクターと対峙する。様々な人物のフィルターを通して知っていくキャラクターの人となりと、プレイヤーが実際に目にする本人の姿は果たして同じものなのか。プレイヤーは最後に判断を迫られる事になる。
    知らず知らずに自分が持っている偏見や先入観を剥ぎ取って相手を見つめた時、少しでも視界がひらけたような感覚を覚えてもらえたら、この卒業制作は成功と言えるだろう。