• 果物をつつむかたち
    川口陽生
    日本は果物を食べない国である。
    世界では1日あたり平均203g摂取される果物は、日本では140gと先進国の中でも特に低い数値だ。果物をより積極的に摂取してほしいと考え、果物のための新しい包みを制作した。パッケージには果物に含まれる栄養素、そしてそれを摂取したことにより期待される効果を記した。どの種類も1日1パックが推奨量である。パッケージのモチーフは薬剤包装(PTP包装)であり、栄養価を誰にでもわかりやすく可視化することを第一に制作した。
    果物はそれぞれに個性があり、持つ栄養価も様々である。あえて医薬品のように効果を表示することで、『惰性に食べること』から『健康を考えて食べること』へ改める糸口となることが狙いだ。果物の特徴や効果を体感することで食べることへの意義となり、今後の摂取率の向上に繋がることを期待する。